愛媛の旅2013【萬翠荘】

萬翠荘は大正11年、旧松山藩主の子孫・久松定謨伯爵の別邸として建てられたフランスルネサンス様式の洋館。
当時最高の社交の場として各界名士が集まり、皇族方のお立ち寄りの館として使用されていた。

設計は愛媛県庁本館と同じく木子七郎。
戦後は米軍将校宿舎、家庭裁判所、県立郷土芸術館、県美術館分館などの変遷をたどり現在は新たな文化、観光施設となっている。

玄関を入ると正面には階段、そして階段の踊り場には波と帆船のステンドグラスが存在感を放ってる。

ステンドグラスは細やかなグラデーションが美しい。
大阪中央公会堂のステンドグラス作者と同じ木内真太郎の作品だそう。

優雅な曲線を描く階段。

階段踊り場から玄関を見下ろしたところ。

玄関ホール両脇建つ二本の石柱は岡山産の万成石。

一階のゲストルームと大広間ではちょうど「雄勝石と萬翠荘展」という企画展が開催されていた。

萬翠荘の魅力の一つ、石屋根には宮城県石巻の雄勝石が使われているそうで、
その天然石は約2億5千万年前に海底に堆積してできた粘板岩で書道で使うすずりの原料なのだとか。

一階大広間の暖炉。

二階広間の暖炉。
各部屋の暖炉は大理石製で部屋毎にデザインが異なっていてベルギー製の鏡が取り付けられている。



扉上部のステンドグラスも部屋毎に違ったデザインが楽しめた。




床下通気口のデザイン。

萬翠荘の門のそばに建つ管理人舎。
萬翠荘と同じく重要文化財。